進め方ガイド

実家じまいの進め方

家財の片付け・遺品整理から解体、その後の土地の扱いまで。順番に迷わないためのロードマップです。

親の家をどうするか——考え始めると、片付け・解体・登記・税金と課題が一度に押し寄せてきて、気が重くなりますよね。でも大丈夫です。実家じまいは「順番に、ひとつずつ」片づけていけば、少しずつ終わりが見えてきます。このページでは、横浜での実例をもとに全体の流れをステップ0〜4のロードマップにまとめました。

「実家じまい」とは——全体の流れ(ロードマップ)

「実家じまい」とは、親が住んでいた家を、家財の片付けから建物の解体、その後の登記や土地の扱いまで含めて整理していくこと全体を指します。全部を一度に決める必要はありません。流れは大きく次の5段階です。

  1. ステップ0:家族で決める——残す物・思い出の品の扱い・進め方の合意
  2. ステップ1:家財・遺品の整理——貴重品の確保と、適法な処分ルートでの片付け
  3. ステップ2:解体するかどうかの判断——維持する場合と解体する場合の比較
  4. ステップ3:解体工事——相談から着工まで(詳細は流れの実務編へ)
  5. ステップ4:解体後の手続き——建物滅失登記・固定資産税・跡地のこと

いま自分がどのステップにいるかを確かめて、そこだけ読んでいただければ十分です。まだステップ0の手前、という方もご安心ください。それがいちばん多いスタート地点です。

ステップ0:家族で決めること

夕方の住宅街の路地で立ち話をする年配のふたり

実家じまいで最初にやることは、業者探しでも見積もりでもなく、家族の話し合いです。ここが固まっていると、後のすべてのステップがスムーズになります。話し合っておきたいのは次のようなことです。

気持ちの整理には時間がかかって当然です。「まだ決められない」というのも、立派な結論のひとつ。写真だけ先にデータ化しておく、貴重品だけ先に持ち出しておく、といった小さな一歩から始めれば十分です。

ひとつだけ実務面の注意を。建物が親御さま名義のままの場合、解体には所有者の同意が必要です。相続の状況によっては名義の整理が先になることもあるため、不明な点は司法書士など専門家に確認しておくと、後の手戻りを防げます。

ステップ1:家財・遺品の整理(片付け)

明るいリビングに置かれた片付け用の段ボール箱

家の中の家財や遺品の片付けは、実家じまいの中でいちばん時間と労力がかかる工程です。順番のコツは「貴重品から」。権利証・通帳・保険証券・年金関係の書類などをまず確保し、次に思い出の品、その後に「使う物・譲る物・売る物・処分する物」の仕分けへ進むと、迷いが減ります。

そしてここに、知っておくと必ず役に立つ法律の線引きがあります。家庭から出る家財・遺品は、法律上「一般廃棄物」として扱われます。解体工事で出るコンクリートや木くずなど(産業廃棄物)とは、処分のルートが法律で分かれているのです。

少し面倒に聞こえるかもしれませんが、この線引きを知っていることが、不法投棄などのトラブルに巻き込まれないための一番の自衛策です。きちんとした業者ほど、この区別を守った段取りを最初から提案してくれます。逆に「全部まとめて安く引き受けます」という誘い文句は、見分けの目安にしてください。

間取り別の費用相場(1K=約3万円〜、4LDK以上=約22〜60万円など)・費用の中身・費用を抑えるコツは、片付け・遺品整理の費用ガイドに詳しくまとめています。

ステップ2:解体するか、残すか——判断材料

緑の多い日本の郊外の住宅街

片付けの見通しが立ったら、建物をどうするかの判断です。急いで決める必要はありませんが、比較の材料は早めにそろえておくと落ち着いて選べます。

空き家のまま維持する場合は、固定資産税や火災保険、草木の手入れや見回りといった手間と費用が毎年続きます。管理が行き届かなくなると、老朽化による近隣への影響が心配になるほか、状態によっては行政からの指導の対象になる場合もあるとされています。「とりあえずそのまま」は、実は無料ではありません。

解体する場合は、まとまった費用がかかる一方で、管理の負担や倒壊・火災のリスクから解放され、売却や活用の選択肢が広がります。横浜市には、要件を満たす場合に使える除却(解体)の補助制度もあります(着工前の申請が原則です)。費用も補助金も、実際の金額は建物や現地の条件で大きく変わるため、まずは目安から確認するのがおすすめです。

ステップ3:解体の進め方(概要)

解体を選んだ場合の進み方は、大きく「LINEで相談 → 費用の目安と補助金の見立てのご案内 → 横浜の提携業者による現地調査 → 提携業者からの正式なお見積もり・ご契約 → 着工前の準備〜工事」の5ステップです。お見積もり・ご契約・お支払いはすべて施主さまと業者との直接のやり取りで、当サイトはその間に入りません。写真を送るだけで始められて、契約前ならどの段階でやめても構いません。

順番でひとつだけ気をつけたいのは補助金です。制度によっては交付決定より前に契約・着工すると対象外になるため、補助金を使いたい場合は「契約の前に」ご相談ください。また、家財の片付け(ステップ1)は着工前に済ませておく必要があります。

各ステップで実際にやること・必要な書類・期間の目安・立ち会いの要不要は、解体までの流れ(5ステップ)で詳しく解説しています。

ステップ4:解体後にやること

夕暮れの日本家屋の瓦屋根の街並み

建物がなくなったら実家じまいは完了——ではなく、あと少しだけ手続きが残ります。難しいものではないので、順番に片づけましょう。

よくある不安に、ひとことずつ

遠方に住んでいて、横浜までなかなか行けません

実家じまいの多くの場面は、写真とLINEのやり取りで進められます。費用の目安の確認はもちろん、現地調査も鍵のお預かりなどで立ち会いなしに対応できるケースがあります。帰省のたびに少しずつ、が難しい方ほど「行かなくても進む段取り」を先に組んでおくのがおすすめです。

仕事が忙しくて、まとまった時間が取れません

一度に全部やる必要はありません。今日は外観の写真を1枚撮って送るだけ、来週は家族に方針を聞くだけ——そんな小さな一歩の積み重ねで進みます。段取りの整理そのものからお手伝いできますので、「何から手をつけるか」を考える時間ごと省いていただいて大丈夫です。

まだ何も決めていないのですが、相談してもいいですか?

もちろんです。むしろ「決める前」のご相談が一番お役に立てます。解体するかどうか迷っている段階でも、「いくらかかるか知りたいだけ」でも歓迎です。費用の目安や補助金の見立ては判断材料としてお使いいただくだけで構いませんし、しつこい営業や催促の連絡は行いません。

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いまどの段階でも大丈夫です。状況を伺って次の一歩をご案内します。

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